さすが英国!お茶のカップ占いの思い出

30代後半の女性です。かなり昔の思い出ですが、20代の学生時代に、英国に短期の語学留学をした経験があります。ホームステイ先は女性ばかりの家族でしたが、80歳近いお婆さんがよく私の話し相手になってくれました。

 

彼女とは、暇さえあればお茶を飲んでいました。私が生来のお茶好きですし、何しろ紅茶の本場の国です。お茶うけなしで、一日に何倍も濃いお茶を飲んでいました。

 

そしてこのお婆さんに、「お茶占い」の事を教えてもらったのです。ある時ミルクを切らして、二人でストレートティーを飲んでいたのですが、マグカップを傾けた時に「ちょっと待って、底が見える?」とストップがかかったのです。

 

マグカップの底には、ティーバッグの袋から漏れ出た、ごく細かいお茶の粉がたまっていました。彼女はいたずらっぽい表情で自分のカップを見せ、「ごらんなさい、私のお茶っ葉、船のような形に見えない?」と言うのです。

 

彼女は続けて「これは、ひょっとして近い未来に豪華な船旅ができるという暗示かもしれないわ。きっとそうだわ、クイーンエリザベス号でクルージングがいいわね〜!!」と、少女のようにきゃっきゃと笑うのです。とても可愛らしい、元気なお婆さんでした。

 

彼女によると、こうしてカップに浮き出たお茶っ葉の形から、未来を読み解くことができるのだそうです。私も自分のカップを覗くと、何だか心理学テストの何でも見える図形のようなイメージが浮いていました。

 

彼女がその後豪華クルージング旅行に行けたかどうかはわかりません。ですがさすが英国、という感じで、時々紅茶を飲むたびに、なつかしさが湧き上がる思い出です。